生体分子(読み)セイタイブンシ

デジタル大辞泉 「生体分子」の意味・読み・例文・類語

せいたい‐ぶんし【生体分子】

生体に含まれ、生命現象で重要なはたらきをもつ高分子有機化合物総称たんぱく質脂質核酸ホルモンアミノ酸などを指す。生体物質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「生体分子」の解説

生体分子
セイタイブンシ
biomolecule

生体に含まれる分子の総称.生命現象に重要なはたらきをする有機化合物(アミノ酸,糖,脂質,ビタミン補酵素,ホルモン,タンパク質,核酸,およびそれらの複合体代謝産物など)をさす場合が多い.おおまかな存在比(%)は以下のようになっている.水(70),無機イオン(1),タンパク質(15~17),核酸(1~7),多糖類(2),脂質および前駆物質(2~5),アミノ酸および前駆物質(0.4),ヌクレオチドおよび前駆物質(0.4),糖質および中間代謝体(2).

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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