生体移植(読み)セイタイイショク

デジタル大辞泉 「生体移植」の意味・読み・例文・類語

せいたい‐いしょく【生体移植】

臓器移植を必要としている人に、生きている人の臓器の一部または全部を移植すること。腎臓肝臓に多い。→死体移植

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共同通信ニュース用語解説 「生体移植」の解説

生体移植

日本移植学会は倫理指針において、生体移植を「健常であるドナー侵襲を及ぼすような医療行為は本来望ましくない」と指摘。その上でドナーは親族に限定し、その範囲配偶者、6親等内の血族と3親等内の姻族と定めている。非親族から提供を受ける場合は、実施する医療機関の倫理委員会で個別承認を受ける必要がある。事実婚は非親族からの提供として認められるケースもあり、同性パートナー間では京都大病院が女性カップルで行ったと公表した。

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知恵蔵 「生体移植」の解説

生体移植

生きた人から臓器を取り出し、患者に移植する方法。主に、皮膚骨髄、腎臓及び肝臓で行われている。肝臓や腎臓の場合、外国ではほとんどが脳死した人の臓器を患者に移植する死体移植だが、日本では生体移植が主に行われている。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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