生体移植(読み)セイタイイショク(英語表記)living donor organ transplantation

デジタル大辞泉 「生体移植」の意味・読み・例文・類語

せいたい‐いしょく【生体移植】

臓器移植を必要としている人に、生きている人の臓器の一部または全部を移植すること。腎臓肝臓に多い。→死体移植

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共同通信ニュース用語解説 「生体移植」の解説

生体移植

生きている人から臓器の提供を受けて、必要とする患者に移植する手術。体内に二つある腎臓のうちの一つを移植したり、再生力がある肝臓の一部を切り取って移植したりするのが代表的で、脳死や心停止後の臓器提供が少ない日本では移植の大部分を占める。国内では原則として親族間に限られる。肺の提供者は手術後に肺活量が低下するなど移植にはリスクが伴うため、提供者の十分な理解同意が必要となる。

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知恵蔵 「生体移植」の解説

生体移植

生きた人から臓器を取り出し、患者に移植する方法。主に、皮膚骨髄、腎臓及び肝臓で行われている。肝臓や腎臓の場合、外国ではほとんどが脳死した人の臓器を患者に移植する死体移植だが、日本では生体移植が主に行われている。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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