生体部分肝移植(読み)セイタイブブンカンイショク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生体部分肝移植」の意味・わかりやすい解説

生体部分肝移植
せいたいぶぶんかんいしょく

健常者肝臓の一部を切除して患者に移植すること。外国では,臓器提供者 (ドナー) 不足の解消策として 1988年から実施されている。日本では,かつて千葉大第2外科で先天性胆道閉鎖症の2例に肝移植が行なわれたが不成功に終わった。肝臓は酸素欠乏に弱いのでドナーから脳死状態で摘出をする必要があるため脳死問題が絡み,その実施が見送られてきた。その脳死問題を回避する手段として,生体部分肝移植が行なわれるようになった。 89年 11月に島根医大,その後信州大,京都大などで,先天性胆道閉鎖症の患児を中心に,父親あるいは母親などからの部分肝移植に成功している。健常者の肝臓にメスを入れることに抵抗を示す医師もあるが,肝移植研究会に所属する施設の約6割が,この部分肝移植の実施を検討している。

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