生所(読み)ショウジョ

デジタル大辞泉 「生所」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょ〔シヤウ‐〕【生所】

《「しょうしょ」とも》
仏語。人が来世を送る場所
生まれた場所。生地。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生所」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じょシャウ‥【生所】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しょうしょ」とも )
  2. 生まれた場所。生地。出生地
    1. [初出の実例]「そもそも山姥は、生所も知らず宿もなし」(出典:謡曲・山姥(1430頃))
    2. 「Xǒxo(シャウショ)。または、Xǒjo(シャウジョ)」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 仏語。人が死んで生まれかわるところ。
    1. [初出の実例]「いまた生処も定まらすおはしますをみよとて」(出典:康頼宝物集(1179頃)上)

うまれ‐どころ【生所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生まれた所。出生地。
    1. [初出の実例]「或は各産地(〈注〉ウマレトコロ)を称して、江戸と為し仙台と為るの類」(出典:都繁昌記(1837)乞食)
  3. 来世で生まれる所。生所(しょうじょ)
    1. [初出の実例]「彼生所(ムマレドコロ)をしめし給へと二心なく祈り申ける程に」(出典:発心集(1216頃か)六)

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