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産業人類学 さんぎょうじんるいがくindustrial anthropology

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

産業人類学
さんぎょうじんるいがく
industrial anthropology

人類学者 C.クラックホーンが 1949年に文化人類学と経営研究を結びつけるべく明らかにした構想。文化人類学と経営研究の最初の出会いは,E.メーヨーらによるホーソン実験である。それに続く研究調査を指導した F.J.レスリスバーガーが,B.マリノフスキーの『西太平洋の遠洋航海者』 Argonauts of the Western Pacific (1922) でみた文化人類学における調査技術法の「参与者観察法」を近代工場での小作業集団の研究に導入しようとしたことが,のちに経営における人間的要因の諸問題を提起することになった。ホーソン実験に始るこのような経営とその人間的要因のかかわりあいと,その後の人間関係研究の発展の結果,産業人類学というものが現れたのである。今日ではさらに進んで文化的背景の相違に根ざす価値観,人生観の差,そしてそのような人々を対象とする経営活動に伴う種々の特殊性あるいは配慮についての研究,あるいはまたそのような異種の経営文化の相互的な接触に伴って生じる現象の研究なども重要な研究領域となっている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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