最新 地学事典 「田万川コールドロン」の解説
たまがわコールドロン
田万川コールドロン
Tamagawa cauldron
山口県北東部~島根県西部に分布する古第三紀コールドロン。火山岩層は下位から安山岩溶岩・デイサイト質凝灰角礫岩~凝灰岩・流紋デイサイト質凝灰角礫岩の順に重なり,最下位に凝灰質砂岩・頁岩・礫岩を挟む。全層厚は800m以上。基盤の地層とは環状の断層により境され,境界部には角礫岩が分布する。地質構造と空中磁気探査結果から,長径14km,短径7kmの陥没体の形成が確認された。陥没体の中央部および縁辺部には花崗岩~花崗閃緑岩・花崗斑岩・石英閃緑岩が貫入している。花崗岩のRb-Sr黒雲母-全岩アイソクロン年代は39Ma,黒雲母のK-Ar年代は42~39Ma。村上允英ほか(1967)命名。参考文献:村上允英(1979) 地質学論集,17号
執筆者:今岡 照喜
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

