田中愿仲(読み)たなか げんちゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中愿仲」の解説

田中愿仲 たなか-げんちゅう

1732-1792 江戸時代中期の医師。
享保(きょうほう)17年生まれ。播磨(はりま)曾根村(兵庫県高砂市)の人。京都で吉益東洞(とうどう)に古医方をまなび,帰郷して開業。のち子の栄忠らと大坂に出,診療にあたる。畑黄山(こうざん)が「斥医断」で東洞の「医断」を批判すると,「弁斥医断」をあらわして反論し,師説を発展させた。寛政4年11月16日死去。61歳。名は栄信(ひでのぶ)。号は張海。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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