田中新一（読み）タナカ シンイチ

20世紀日本人名事典

田中 新一
タナカ シンイチ

大正・昭和期の陸軍中将

生年

明治26(1893)年3月18日

没年

昭和51(1976)年9月24日

出生地

新潟県

学歴〔年〕

陸士卒,陸大〔大正12年〕卒

経歴

大正2年歩兵少尉、教育総監部課長、昭和3年ソ連駐在、9年関東軍参謀本部付ベルリン駐在、11年陸軍省軍務局課員から兵務課長、12年軍事課長、14年駐豪軍参謀長、15年参謀本部第1部長、日米開戦を強硬に主張。16年中将。ガダルカナル戦で東条英機陸相の撤退論と対立、第1部長を解任され17年南方軍総司令部付となり、18年第18師団長、ビルマ方面軍参謀長、20年東北軍管区指令部付となった直後、プノンペン付近で飛行機事故のため重傷し敗戦。戦後、朝鮮戦争では作戦のエキスパートとして米軍に協力、日本再軍備計画に参画した。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

田中新一 たなか-しんいち

1893－1976　大正-昭和時代前期の軍人。
明治26年3月18日生まれ。昭和15年参謀本部第一部長となり太平洋戦争開戦の作戦計画を指導。16年陸軍中将。ガダルカナル戦で輸送船増強をめぐり東条首相と対立し,17年南方軍総司令部付に転出。19年ビルマ方面軍参謀長。昭和51年9月24日死去。83歳。北海道出身。陸軍大学校卒。著作に「大戦突入の真相」。

出典　講談社

367日誕生日大事典

田中 新一 (たなか しんいち)

生年月日:1893年3月18日
大正時代;昭和時代の陸軍軍人。陸軍中将
1976年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」