田中算翁(読み)たなか さんおう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中算翁」の解説

田中算翁 たなか-さんおう

1802-1873 江戸時代後期の和算家
享和2年生まれ。武蔵(むさし)忍(おし)藩(埼玉県)藩士古川氏清の至誠賛化流算学をおさめ,黒沢翁満(おきなまろ)に国学をまなぶ。嘉永(かえい)6年から藩の算術師範をつとめ,のち藩校の培根堂,国学館でおしえた。明治6年6月7日死去。72歳。名は千村(ちむら),昌言通称は富五郎。別号に方円堂,玉廼屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android