円堂(読み)エンドウ

デジタル大辞泉 「円堂」の意味・読み・例文・類語

えん‐どう〔ヱンダウ〕【円堂】

寺院建物で、八角形または六角形構造の堂。

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精選版 日本国語大辞典 「円堂」の意味・読み・例文・類語

えん‐どうヱンダウ【円堂】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ( 八角は、ほぼ円形であるところから ) 八角堂をいう。法隆寺夢殿興福寺南円堂など。
    2. えんどうしゅう(円堂衆)」の略。
      1. [初出の実例]「自僧正円堂」(出典大乗院寺社雑事記‐康正三年(1457)正月一七日)
  2. [ 2 ] 昌泰二年(八九九)に宇多上皇が仁和寺に建てた院。
    1. [初出の実例]「同仁和寺の内の辰巳の角に円堂と云ふ寺有り」(出典:今昔物語集(1120頃か)二〇)

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