田尾茶臼山古墳(読み)たおちやうすやまこふん

日本歴史地名大系 「田尾茶臼山古墳」の解説

田尾茶臼山古墳
たおちやうすやまこふん

[現在地名]坂出市八幡町四丁目、綾歌郡宇多津茶臼山

古墳時代前期の前方後円墳。県指定史跡。全長七九メートル、後円部の径約四三メートルで、標高五三メートルの丘陵上に所在する。丘陵の西を大束だいそく川が流れており、宇多津うたづ町で瀬戸内海に注ぐ。しかしかつての瀬戸内海はこの大束川に沿って茶臼山の麓から、さらに上流にまで入込んでいたものと推定されている。したがって茶臼山古墳は瀬戸内海に面した丘陵上に構築された古墳とすることができる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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