田島廃寺(読み)たしまはいじ

日本歴史地名大系 「田島廃寺」の解説

田島廃寺
たしまはいじ

[現在地名]泗水町田島 坂口

花房はなぶさ台地の南縁部にある古代の寺院跡。標高約五四メートルを測る。昭和四五年(一九七〇年)圃場整備の際調査が行われ伽藍が復原された(昭和四七年「田島廃寺調査報告」)。法起寺式の伽藍配置をとり、回廊基壇外の東西間隔約八一・五メートル、南北約六〇・五メートル、寺域は南北一五七メートルと推定される。出土瓦当は一組の単弁八弁蓮華文軒丸瓦と扁行唐草文軒平瓦であることから建物の存続時間が短かったことが推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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