田舎回(読み)いなかまわり

精選版 日本国語大辞典 「田舎回」の意味・読み・例文・類語

いなか‐まわりゐなかまはり【田舎回】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 官吏や会社員などが、地方にある方々支所支店に移り勤めること。田舎巡り。
    1. [初出の実例]「判事試験に、首尾よく及第して奏任のはしに列らなりたり共、田舎(ヰナカ)まはりに幾年を渡り」(出典:花ごもり(1894)〈樋口一葉〉三)
  3. 商人芸人などが、田舎を回り歩いてかせぐこと。また、その人。田舎巡り。
    1. [初出の実例]「田舎巡りのヘボ絵師ぢゃあるまいし」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む