いなか‐まわりゐなかまはり【田舎回】
- 〘 名詞 〙
- ① 官吏や会社員などが、地方にある方々の支所、支店に移り勤めること。田舎巡り。
- [初出の実例]「判事試験に、首尾よく及第して奏任のはしに列らなりたり共、田舎(ヰナカ)まはりに幾年を渡り」(出典:花ごもり(1894)〈樋口一葉〉三)
- ② 商人、芸人などが、田舎を回り歩いてかせぐこと。また、その人。田舎巡り。
- [初出の実例]「田舎巡りのヘボ絵師ぢゃあるまいし」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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