田辺玄々(読み)たなべ げんげん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田辺玄々」の解説

田辺玄々 たなべ-げんげん

1794/96-1859* 江戸時代後期の篆刻(てんこく)家。
寛政6/8年生まれ。京都の人。東寺の坊官で,法眼となる。亀,虎などをつまみとした陶印をつくり,当時の文人から珍重された。文政3年に刊行した「玄々瓷印譜」には,頼山陽,巻菱湖(りょうこ)などが題跋をよせている。安政5年12月21日死去。63/65歳。名は憲。字(あざな)は伯表。通称飛騨(ひだ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android