田門庄(読み)たとのしよう

日本歴史地名大系 「田門庄」の解説

田門庄
たとのしよう

古代の田門郷を中心として成立した荘園と考えられるが、荘域などには不明な点が多い。荘名は平治元年(一一五九)九月二九日付の太政官牒案(安楽寿院古文書)に「壱処字田門庄 在安芸国」とあり安楽寿あんらくじゆ院の荘園八処の一にあげられている。安楽寿院領諸庄園所済注文案(同文書)

<資料は省略されています>

とある。文書中の人名は、鎌倉時代初期・中期における領家職の伝領経過である。嘉元四年(一三〇六)六月一二日付の昭慶門院御領目録(竹内文平氏旧蔵文書)にも「安芸国田門庄」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む