由来八幡宮(読み)ゆきはちまんぐう

日本歴史地名大系 「由来八幡宮」の解説

由来八幡宮
ゆきはちまんぐう

[現在地名]頓原町頓原村

国道五四号の東、北流する敷波しくなみ川右岸に鎮座する。祭神は誉田別皇命・足仲彦皇命・気長足姫命など。旧郷社。「雲陽大数録」には出雲八社八幡の第四社として「油木」とみえる。かつて藤崎ふじさき八幡とも称された。社蔵の由来八幡宮明細帳によると、山城石清水いわしみず八幡宮の別宮で、文永二年(一二六五)地頭三善久清・代官神田三郎右衛門が現在地に神殿を移転、神主十郎右衛門久清が奉仕したとされるが、文永二年の記事は戦国期に佐波氏(三善氏)の勢力が当地に及んだことによる伝承と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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