由良台場跡(読み)ゆらだいばあと

日本歴史地名大系 「由良台場跡」の解説

由良台場跡
ゆらだいばあと

[現在地名]大栄町由良宿

由良川河口東岸に位置する。安政四年(一八五七)六尾むつおの反射炉で初の製造砲ができたのを機に藩がすすめた台場砲設置と沿岸防備体制整備計画の一環として設けられたもので、現在もほぼ原形をとどめ国の史跡に指定されている。面積約七九〇〇平方メートル、周囲約五〇〇メートル、内部平地の外囲は約二二〇メートル、最高地点の標高は約一〇メートルで、五角の砲口面をもち規模は藩内随一であった。文久三年(一八六三)六月に起工久米くめ郡と八橋やばせ郡の一部の一六歳から五〇歳の男女延べ七万五千余人が日当米一升で使役され、翌四年二月に完成した。この台場築造は六尾反射炉事業と連動したもので、資金は瀬戸せと村の大庄屋武信家以下豪農層の献金により、武信潤太郎を総指揮者として進められた(岩本家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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