日本歴史地名大系 「甲石村」の解説 甲石村かぶといしむら 長野県:小県郡真田町甲石村[現在地名]真田町大字長(おさ)小県郡の北部、東は烏帽子(えぼし)岳・角間(かくま)峠・鳥居(とりい)峠、西は洗馬(せば)村と境をなす山嶺に挟まれた神(かん)川上流一帯の村。小県郡と上野国吾妻(あがつま)郡とを結ぶ上州道(現国道一四四号)が通じる。この地は「和名抄」に「山家也末加」とある山家(やまが)郷の地で、「延喜式」神名帳にみえる「山家神社」が祀られていた地でもある。下って応永七年(一四〇〇)一〇月「大塔物語」にみえる小県の土豪の中に実田(真田)・横尾・曲尾などの名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by