申給う(読み)もうしたまう

精選版 日本国語大辞典 「申給う」の意味・読み・例文・類語

もうし【申】 給(たま)

  1. 「もうす(申)[ 一 ]」に尊敬補助動詞「たまう」の付いたもの。「天の下申し給う」の形で用いる。天皇に代わって政治をとり行なわれる。天下の政を執奏なさる。→天下(あめのした)申す
    1. [初出の実例]「又祖父大臣の明く浄き心を以て、御世累(かさね)て天の下申給(まをしたまヒ)朝廷(みかど)助け仕へ奉りたぶ事を」(出典:続日本紀‐天平宝字四年(760)正月四日・宣命)
  2. ( 「たまう」が尊敬の意を表わさないもの ) ある事について、上官に言上する。上奏する。この「たまう」の使用については諸説あって決しがたい。
    1. [初出の実例]「鶏が鳴く 東の国の みちのくの 小田なる山に 金有りと 麻宇之多麻敝(マウシタマヘ)れ」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇九四)

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