男山漁場(読み)おやまぎよば

日本歴史地名大系 「男山漁場」の解説

男山漁場
おやまぎよば

[現在地名]川口町西川口・川口

魚野うおの川の鮭猟場。古くから魚野川一帯は鮭猟の名産地として知られていたが、ことに当地では盛んであった。「北越雪譜」には「かの川口駅より上、上田妻有のあたりにては打切といふ事をなしてを捕る。その仕方は夏の末より事をはじめて、岸根より川中丸木の杭を建つらね横木をそえ、これに透間なく竹簀をわたして墻のごとくになし、川の石をよせかけて力となす。長さは百間二百間にいたる」とあり、この墻の下方につづというものを簀下へ並べておく。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android