西川口村
にしかわぐちむら
[現在地名]川口町西川口
信濃川と魚野川が合流する三角地点にある。北の対岸は川口村、西は信濃川を挟んで川井村(現小千谷市)、東は魚野川を挟んで和南津村、南は田麦山村。中心集落荒屋から田麦山村への道沿いに岩出原・相川口の集落があり、荒屋の信濃川対岸には西倉がある。もとは川口村と一村であった。正保国絵図に村名がみえ、高三〇一石余。享保九年(一七二四)以来会津藩預所となっていたが、寛保三年(一七四三)糸魚川藩領となり、私領川口と称した。年不詳の糸魚川領魚沼郡二十三ケ村御水帳写(石野武教氏蔵)では田一七町八反余・畑一五町七反余。畑のうち切替畑が三反余ある。ほかに青苧畑三反余。同所新田があり、中新田は田三町五反余・畑二反余、漆木八本。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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