町大笹生村(読み)まちおおざそうむら

日本歴史地名大系 「町大笹生村」の解説

町大笹生村
まちおおざそうむら

[現在地名]福島市大笹生おおざそう

摺上すりかみ川の支流川の扇頂部右岸に位置し、西は上大笹生村、東は入江野いりえの村・佐場野さばの村。中央を八反田はつたんだ川が東流する。万治(一六五八―六一)の頃、大笹生村が分村して成立。村名のとおり吾妻山麓に延びる里道に沿って街村の様相を呈する。領主変遷は貞享三年(一六八六)福島藩領、元禄一三年(一七〇〇)幕府領、同一五年福島藩領、寛政四年(一七九二)三河刈谷藩領、文化一一年(一八一四)幕府領となり幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android