畏む(読み)カシコム

デジタル大辞泉 「畏む」の意味・読み・例文・類語

かしこ・む【畏む】

[動マ四]
恐れる。
海中わたなかを渡るとき、な―・ませまつりそ」〈・上〉
恐れ多いと思う。かしこまる。
千代にも斯くしもがも―・みて仕へ奉らむ」〈推古紀・歌謡〉
謹んで承る。
大君みこと―・み磯に触り海原うのはら渡る父母を置きて」〈・四三二八〉
[補説]3の例は、形容詞「かしこし」の語幹「かしこ」に接尾語「み」のついた形とみて、恐ろしいので、恐れ多く思って、などの意に解する説もある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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