畔上輝井(読み)アゼガミ テルイ

20世紀日本人名事典 「畔上輝井」の解説

畔上 輝井
アゼガミ テルイ

昭和期の料亭主 般若苑社長。



生年
明治29(1896)年11月10日

没年
平成1(1989)年1月19日

出生地
長野県中野市

学歴〔年〕
長野師範卒

主な受賞名〔年〕
紺綬褒章〔昭和25年 40年〕,中野市名誉市民

経歴
教員ののち三河屋を創業。昭和21年より料亭桂を経営。23年料亭般若苑を設立、社長となる。28年有田八郎元外相と結婚社会党から東京都知事選出馬前後の6年間、物心両面援助で有田を支えた。三島由紀夫のモデル小説「宴のあと」で36年に有田はプライバシー侵害訴訟を起こし、39年東京地裁で勝訴した。離婚後も有田への愛情は変わらず、有田が40年に80歳で死去した時は、最期をみとった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「畔上輝井」の解説

畔上輝井 あぜがみ-てるい

1906-1989 昭和時代の料亭経営者。
明治39年11月10日生まれ。東京で料亭「般若苑」を経営し,昭和28年有田八郎元外相と結婚。34年有田の都知事選出馬を物心両面で援助したが落選,同年離婚。これを題材とした三島由紀夫の小説「宴のあと」を有田がプライバシー侵害として告訴し,話題をよんだ。平成元年1月19日死去。82歳。長野県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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