番原村
ばんばらむら
[現在地名]岸本町番原
真野村の西、大原千町の南部に位置し、集落の北側を別所川が深い谷をつくりながら西流する。別所川支流を真野地内で取入れて引く溜池があり、この溜池を水源とする井手が集落内を流れる。南は原村、北は須村。小字三条尻は古代条里の遺称とされる。日野郡に属し、拝領高は二三二石余、本免は五ツ六歩。藪役銀二二匁が課せられ(藩史)、唯氏の給所であった(給人所付帳)。幕末の六郡郷村生高竈付では生高二八二石余、竈数四一。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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