番塚古墳(読み)ばんづかこふん

日本歴史地名大系 「番塚古墳」の解説

番塚古墳
ばんづかこふん

[現在地名]苅田町尾倉

周防灘に面した海岸線沿いに南北に延びる低丘陵上に築造された前方後円墳。県指定史跡。第二次世界大戦前からの畑地化によって古墳は著しく削平されており、昭和三四年(一九五九)に宅地造成中に後円部の横穴式石室が開口した。同年三月に緊急発掘調査、平成二年(一九九〇)から同五年にかけて総合調査を実施。古墳はほぼ東西主軸をとり、後円部が北側にある。墳丘全長は約四五メートル、後円部径約三八メートルに復原され、周囲に幅約三メートルの周溝が巡る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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