番番（読み）つがいつがい

精選版 日本国語大辞典

つがい‐つがいつがひつがひ【番番】

1. 〘 名詞 〙 ものごとの、いくつかある区切りめのそれぞれ。また、からだなどの関節ごと。
   1. [初出の実例]「関鎖とはつがいつがいなり又結処なり」(出典：古文真宝笑雲抄（1525）二)
   2. 「ゼンシンノ tçugai(ツガイ) tçugai(ツガイ) ハナレバナレニ ナルヤウニ」(出典：サントスの御作業の内抜書（1591）二)
   3. 「初ての所でも有、ずいぶんつがいつがいを見合て泣ておくりやれ」(出典：波形本狂言・泣尼（室町末‐近世初）)

ばん‐ばん【番番】

1. 〘 名詞 〙 つぎつぎに順をおって、その事にあたること。順番。〔色葉字類抄（1177‐81）〕
   1. [初出の実例]「仏の番々(バンバン)に出世して、衆生を仏に成さんとし給ふ法を」(出典：栂尾明恵上人遺訓（1238）)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【番番】はは

勇武のさま。〔詩、大雅、高〕申伯番番として　に謝に入る

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出典　平凡社「普及版 字通」