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泣尼 ナキアマ

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デジタル大辞泉の解説

なきあま【泣尼】

狂言。説法を頼まれた僧が、泣尼と異名をとる老尼を法事に雇い泣かせようとするが、法談の最中に居眠りをしてしまい、あげくに布施の取り分で僧と争う。

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大辞林 第三版の解説

なきあま【泣尼】

狂言の一。説教を依頼された住職が、すぐ感涙を催す老尼を雇って話の途中で泣かせようとするが、肝心なときに居眠りをされて失敗する。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

泣尼
なきあま

狂言の曲名。出家狂言。在所に住む男が、ある寺に故人追善のための説法を頼みにやってくる。ところが、この寺の住持(シテ)は説法がからっきしだめ。そこで一計を案じ、何にでもありがたがってすぐ泣く、泣尼と異名をとる老尼(尼の面を使用)を連れていき、説法の場を大いに盛り上げることにした。いざ説法を始めると、肝心の尼は居眠り、ついには横になって寝込んでしまう。ようよう説法を終えての帰り道、住持を待ち構えていた尼が、約束のお布施をくれとせがむが、住持は泣くべきときに泣かないで寝にきただけの者に分け前をやれるかと、突き倒して逃げていってしまう。空疎な説法、金銭への執着――宗教者を痛烈に風刺した一曲。[油谷光雄]

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