精選版 日本国語大辞典 「番」の意味・読み・例文・類語
ばん【番】
つがい つがひ【番】

つが・う つがふ【番】
つが・える つがへる【番】
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前近代における役務あるいは労働の編成方式の一つで,複数の集団や個人が交代で勤務すること。その集団・個人も番(人)とよぶ。律令制下,官人の勤務形態に長上(ちょうじょう)に対する分番(番上)があり,軍団兵士らも番を組んで交代勤務した。荘園制のもとでは,摂関家の大番舎人(とねり)が著名だが,このほかにも荘園領主が雑公事(ぞうくじ)徴収のために名(みょう)を単位として番を編成。鎌倉幕府の御家人役の中心は,警固番役すなわち京都大番役・鎌倉番役などであり,裁判制度でも引付方(ひきつけかた)に番制度を採用し,建武政権・室町幕府にも継承された。江戸幕府では,大番・書院番・小姓組や江戸町奉行の勤務形態にみられるように,番制度は幕府職制の骨格として機能した。中世~近世の村と町の共同体における防災・警備組織においてもみられる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…畿内周辺の紀伊,近江,加賀,能登などに多くみられる。荘園領主に対する月次(つきなみ)の公事(くじ)(夫役(ぶやく)や綿,絹,酒などの雑公事(ぞうくじ))を勤めるために,荘園の下地(したじ)は幾つかの番に編成されており,その番が公事をかけられる単位となっていた。このため荘園内の番の数は12ヵ月に割り振ることができるよう6の倍数になっているものが多い。…
※「番」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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