…舞楽公演のプログラム立てでは左舞と右舞を一対にするが,大規模な儀式の場合は伝統的な原則に従って演目が配列される。古くは曲の性質や舞姿の似通った曲(たとえば左舞の《陵王》と右舞の《納曾利》)を一番(ひとつがい)として緩やかな対応で結びつける番舞(つがいまい)制度があった。また,左舞と右舞に共通する舞姿別の曲柄(平舞(ひらまい),武ノ舞(ぶのまい),童舞(どうぶ∥わらべまい),走舞(はしりまい))があり,それらを考慮して演目が立てられる。…
…従前の唐楽と林邑楽とは左方に,三韓楽と渤海楽とが右方に配された。これにともなって左舞の〈答舞(とうぶ)〉としての右舞が定められ〈番舞(つがいまい)〉が行われるようになった。(3)雑多であった唐楽の調子を基本的な6種の〈母調子〉に整理し,他の調子は,例えば沙陀調(さだちよう),壱越性調(いちこつせいちよう)を壱越調の,また性調,水調(すいちよう),乞食調(こつじきちよう)をそれぞれ平調,黄鐘調,太食調の〈枝調子〉とするなど,いわゆる〈六調子〉の体系をまとめた。…
…狛鉾とも書き,花釣楽あるいは棹持舞とも言う。番舞(つがいまい)は《打球楽》。裲襠(りようとう)装束に巻纓(けんえい)・緌(おいかけ)をつけた末額冠(まつこうのかんむり)を身につけて4人の舞人が五色にいろどられた棹を持って舞う。…
…舞台芸術としての総合的な配慮が細部に及んでおり,登退場の作法に即した楽曲の構成などにも左舞の特質が示される。大規模な儀式の際には左舞と右舞を舞姿や曲柄の似通った特定の演目どうしを一対にして,それを数組重ねる番舞(つがいまい)の制度がある。曲柄としては,左右相方に平舞(ひらまい)(文(ぶん)ノ舞),武ノ舞(ぶのまい),童舞(どうぶ∥わらべまい),走舞(はしりまい)などの種別があり,配列が吟味される。…
…左舞と右舞とでは同じ名目のものでも見た目を多少異にするものもある。
[番組の編成]
舞楽では,左舞と右舞を対にして演ずる習慣があり,これを番舞(つがいまい)と呼んでいる。原則的には似かよった種類の舞どうしを組み合わせることになっているが,現今では必ずしもこの原則は守られていない。…
※「番舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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