疲らかす(読み)ツカラカス

デジタル大辞泉 「疲らかす」の意味・読み・例文・類語

つから‐か・す【疲らかす】

[動サ四]
疲れさせる。疲らす。
「阿部野まで馬の足―・して何かせん」〈平治・上〉
欠乏させる。
両方より京都を攻めて兵粮ひゃうらうを―・し候ふほどならば」〈太平記一六

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精選版 日本国語大辞典 「疲らかす」の意味・読み・例文・類語

つから‐か・す【疲かす】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かす」は接尾語 )
  2. 疲れるようにする。疲れさせる。疲らす。
    1. [初出の実例]「阿部野まで馬の足つからかして」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    2. 「肩と足を労(ツカ)らかした代りには」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)四)
  3. 欠乏させる。
    1. [初出の実例]「兵粮をつからかし候程ならば」(出典:太平記(14C後)一六)

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