(読み)イ

デジタル大辞泉 「痍」の意味・読み・例文・類語

い【痍】[漢字項目]

[音]イ(呉)(漢) [訓]きず
きず。きずつく。「傷痍創痍

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「痍」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音]
[字訓] きず

[説文解字]

[字形] 形声
声符は夷(い)。〔説文七下に「傷つくなり」とあり、〔公羊伝、成十六年〕に「矢に傷つくなり」とあるように、矢創をいう。夷は(いぐるみ)のある矢の形。矢創を痍といい、刀創を瘡(そう)という。

[訓義]
1. きず。
2. きずつく、そこなう。
3. 夷と通用する。

[古辞書の訓]
名義抄〕痍 キズ 〔字鏡集〕痍 キズ・カサ・イタム・ヲロカナリ

[熟語]
痍毀痍傷
[下接語]
傷痍・創痍・瘡痍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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