創痍(読み)ソウイ

精選版 日本国語大辞典 「創痍」の意味・読み・例文・類語

そう‐いサウ‥【創痍・瘡痍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. からだに受けた傷。創傷。
    1. [初出の実例]「瘡痍 サウイ テキズ」(出典:日誌字解(1869)〈岩崎茂実〉)
    2. 「戦場に臨み、瘡痍(さうイ)(〈注〉キズ)身に満つれども」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)
  3. 受けた損害。
    1. [初出の実例]「天下纔定、瘡痍未愈」(出典:日本外史(1827)一六)
    2. 「瘡痍を扶け、国度を図ること、また勉めたりと謂べし」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    3. [その他の文献]〔史記‐季布伝〕

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普及版 字通 「創痍」の読み・字形・画数・意味

【創痍】そう(さう)い

きりきず。〔漢書、淮南王劉長伝〕高霜露(かうむ)り、風雨(あら)はれ、矢石に赴き、野戰攻、身に創痍を被る。~艱甚だし。

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