精選版 日本国語大辞典 「瘍」の意味・読み・例文・類語 ようヤウ【瘍】 〘 名詞 〙 できもの。かさ。[初出の実例]「脇腹に瘍が出来た」(出典:生(1908)〈田山花袋〉一〇)[その他の文献]〔春秋左伝‐襄公一九年〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「瘍」の読み・字形・画数・意味 瘍常用漢字 14画 [字音] ヨウ(ヤウ)[字訓] できもの[説文解字] [その他] [字形] 形声声符は昜(よう)。〔説文〕七下に「頭の創(きず)なり」とあり、〔左伝、襄十九年〕「瘍を頭に生ず」とあるのによるものであるが、瘍を生ずるのは、必ずしも頭部に限らない。〔周礼、天官、瘍医〕は、すべて腫物を治すことを掌る。昜は陽光、そのために皮膚を傷つける意であろう。[訓義]1. できもの、かさ。2. きず、頭のきず。3. よう。4. また痒に作る。[古辞書の訓]〔和名抄〕瘍 賀之良加佐(かしらかさ)〔名義抄〕瘍 カシラカサ/痒 カユシ・ヤム 〔立〕瘍 カシラカサ・ヤブル[語系]瘍・昜・陽jiangは同声。瘍は、やけどしたような状態をいう。また痒ziangも声義近く、〔説文〕七下に「痒は瘍(やう)なり」とあり、同義の語とする。[熟語]瘍痍▶・瘍潰▶・瘍子▶・瘍疾▶・瘍微▶[下接語]潰瘍・金瘍・腫瘍・折瘍・瘡瘍・病瘍・薬瘍・療瘍 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報