癖をつける(読み)くせをつける

精選版 日本国語大辞典 「癖をつける」の意味・読み・例文・類語

くせ【癖】 を つける

① 人のちょっとした欠点をおおげさに問題にする。なんくせをつける。
源氏(1001‐14頃)若菜上「さしもあるまじきことに、かどかどしくくせをつけ」
訓練反復練習などにより、また、甘やかしたりなどして、特別の行動様式習慣を身につけさせる。
流行感冒(1919)〈志賀直哉〉上「ああ癖をつけて了ったから仕方がありませんが、此秋からは余り厚着をさせないやうに」
③ 髪の毛などを熱したり、おさえたりして、ある形にする。
洋裁で、体型に合うように布にダーツなどをとって、ふくらみやへこみをつける。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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