白を切る(読み)シラヲキル

デジタル大辞泉 「白を切る」の意味・読み・例文・類語

しら・る

わざと知らないふりをする。しらばくれる。「見たこともないと、あくまで―・る」
[類語]かまとと知らんぷり頰被りとぼけるしらばくれるそらとぼける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白を切る」の意味・読み・例文・類語

しら【白】 を 切(き)

  1. わざと知らないふりをする。何くわぬ顔をする。しらばくれる。
    1. [初出の実例]「おいらんどこもいたみはしやせぬかと、しらをきるうちがふてへしうちさ」(出典:洒落本・夜半茶漬(1788)美濃近江寐物語)
    2. 「以前の亭主に在家(ありか)を知られ、いつがいつまで其やうに、白(シラ)を切ってもゐられまい」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)四幕)

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