白塗(読み)しろぬり

精選版 日本国語大辞典 「白塗」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぬり【白塗】

〘名〙
① 白く塗ること。また、そのもの。
※雑俳・柳多留‐二三(1789)「白ぬりの戸を月見過ぎたてておく」
役者が顔を白く塗ること。また、その顔。
大道無門(1926)〈里見弴〉眸「やや悪党じみた白塗(シロヌ)りで、頬から顎へ、青黛が鮮かだった」

しら‐ぬり【白塗】

〘名〙
銀めっきをすること。また、そのもの。
万葉(8C後)一七・四〇一一「鷹はしも 数多あれども 矢形尾の 吾が大黒に〈大黒者蒼鷹之名也〉 之良奴里(シラヌリ)の 鈴取り附けて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「白塗」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぬり【白塗(り)】

白く塗ること。また、白く塗ったもの。
役者が顔を白く塗ること。また、そういう化粧をする役柄。「白塗り二枚目

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