20世紀日本人名事典 「白壁彦夫」の解説
白壁 彦夫
シラカベ ヒコオ
昭和・平成期の内科学者 早期胃癌検診協会理事長;順天堂大学名誉教授;北京医学院名誉教授。
- 生年
- 大正10(1921)年10月12日
- 没年
- 平成6(1994)年12月29日
- 出生地
- 福岡県
- 学歴〔年〕
- 千葉医科大学医学部〔昭和20年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 朝日文化賞(昭44年度)〔昭和45年〕,村上記念「胃と腸」賞〔昭和54年〕「小腸クローン病のX線診断」,キャノン・メダル(米国消化器放射線医学会)〔昭和61年〕,紫綬褒章〔昭和63年〕,武田医学賞〔昭和63年〕,高松宮妃癌研究基金学術賞(平5年度)〔平成6年〕
- 経歴
- 千葉医科大学助手を経て、千葉大学講師。千葉大内科学教室時代の昭和30年にX線二重造影法を開発し、胃癌の早期発見の技術的基礎をつくった。この成果をまとめた「早期胃癌の診断」は、英・独・スペイン・イタリア語でも出版。43年より順天堂大学教授。56年北京医学院から名誉教授の称号を受ける。63年順天堂大学名誉教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報