白方村(読み)しらかたむら

日本歴史地名大系 「白方村」の解説

白方村
しらかたむら

[現在地名]福井市白方町

三里浜さんりばま砂丘の東にあり、西方は砂丘が広がり、日本海に面する。慶長三年(一五九八)の越前国下之村白方村御検地帳(白方区有文書)に分米合二三三・九石、田畠合一五町五反七畝一一歩とある。正保郷帳では総高三四七・五九石(田方一九五石余・畠方一五一石余)であるから、一一三石余の増加。千町せんちようおき干拓によるか。福井藩領。慶長三年の越前国西方塩浜御検地帳(広浜家文書)によると、村内の村浜は二八六間半、名請人は六郎右衛門、「しほかま 五ツ」とあって製塩を行っていた。江戸時代の願書(年次不詳、白方区有文書)に、

<資料は省略されています>

とあり、大野や勝山城下で塩を売った代金で勝山産のたばこを買い、途中でこれを売りながら帰村したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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