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鷹場 タカバ

デジタル大辞泉の解説

たか‐ば【×鷹場】

鷹狩りをする場所。

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百科事典マイペディアの解説

鷹場【たかば】

領主が放鷹(ほうよう)(鷹狩)を行うために設定した狩猟の場。留場(とめば),狩場ともいう。江戸時代には各地に鷹場が設定された。1628年3代将軍徳川家光は江戸近郊5里以内の54ヵ村に鷹場の制札を発布した。

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世界大百科事典 第2版の解説

たかば【鷹場】

留場,狩場ともいう。本来は領主が放鷹(ほうよう)(鷹狩)を行う場所のこと。しかし江戸時代になると,実際には放鷹が行われない地域まで鷹場としてさまざまな規制・制約をうけ,負担を負うようになっており,これらの地域をも含めて鷹場と呼ぶことが多い。江戸時代は各地に鷹場が設定されたが,江戸周辺の鷹場は,幕政の動向を直接的に反映したものとして知られている。徳川家康は関東入国後,民情視察を兼ねて関東各地で放鷹を行ったが,鷹場制度を十分整備するには至らなかった。

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大辞林 第三版の解説

たかば【鷹場】

鷹狩りを行う場所。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鷹場
たかば

特定の権力者が、鷹狩を目的として設定した場所。古代には禁野(きんや)、標野(しめの)、戦国時代には鷹野(たかの)、豊臣・徳川政権下では鷹場という。江戸時代に鷹場をもちえたのは将軍と大名だけであり、天皇や公家は鷹狩を行使しても鷹場をもたなかった。近世の鷹場には、大別して公儀鷹場と藩鷹場とがあり、公儀鷹場には幕府鷹場や幕府が御三家をはじめとする大名に下賜した恩賜鷹場(おんしたかば)、幕府が御三卿に下賜した御借場(おかしば)などの種類がある。江戸幕府の鷹場は当初、関東のほか、畿内や東海道周辺にも存在したが、享保期(1716~1736)にはほぼ関東だけとなって、御拳場(おこぶしば)・御捉飼場(おとりかいば)に編成され、その間に幕府から下賜された御三家の鷹場が配置された。1867年(慶応3)廃止。御拳場は日本橋よりおよそ5里以内で、将軍が鷹狩を行使する鷹場をいい、鳥見(とりみ)の支配下にあり、御捉飼場は御拳場の外側にあって、鷹匠(たかじょう)らが鷹を訓練する鷹場をいい、鷹匠頭の支配下にあった。鷹場に指定されると、その村々は鷹場法度(はっと)の下に置かれて、鳥見や鷹匠頭配下の野廻りによるきびしい支配を受け、鷹場の維持管理にともなう諸負担を強制された。[根崎光男]
『村上直・根崎光男著『鷹場史料の読み方・調べ方』(1985・雄山閣出版) ▽根崎光男著『将軍の鷹狩り』(1999・同成社) ▽根崎光男著『江戸幕府放鷹制度の研究』(2008・吉川弘文館)』

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世界大百科事典内の鷹場の言及

【鳥見】より

…江戸時代,鷹場の維持・管理を担当した役人,職制。幕府の職制としての成立はいつごろか不明であるが,職名は家康の時期からみられる。…

※「鷹場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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