白楽市村
ばくろういちむら
[現在地名]倉敷市白楽町・老松町四丁目・中央二丁目・南町
倉敷村の西に位置し、倉敷川のデルタ上に開発された村で、「備中誌」は元和四年(一六一八)の新開発とし、もと戎市があったことを村名の由来と伝え、市場の小字名も残る。寛永備中国絵図では高四三六石余、岡山藩領。以後、幕末まで同藩領。寛文元年(一六六一)の免状(倉敷市立中央図書館蔵)には高七一一石余、直高九七四石余とあり、ほかに二五七石余を「倉敷出作下札ニ入」と注記する。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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