白潟天満宮(読み)しらかたてんまんぐう

日本歴史地名大系 「白潟天満宮」の解説

白潟天満宮
しらかたてんまんぐう

[現在地名]松江市天神町

天神てんじん川北岸に鎮座する。主祭神は菅原道真。法人名は天満宮。天神とも称される。旧村社。「雲陽誌」などによれば、保元年間(一一五六―五九)平忠度の将悪七兵衛景清は富田とだ(現広瀬町)に城を築こうと出雲に下ったが、眼病にかかったので菅原道真に祈願したところ霊夢によって全快し、これによって城中に天神を勧請して崇敬したといわれ、これが当社の創始とされる。近世初め堀尾吉晴は富田から松江へ城を移し、その孫忠晴は富田城内の鎮守であった菅社を白潟の宍道湖畔に祀った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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