白皮(読み)ハクヒ

デジタル大辞泉 「白皮」の意味・読み・例文・類語

はく‐ひ【白皮】

白い皮。
白い肌。
紅粉翠黛は、只―彩りて」〈浮・男色大鑑・六〉

しろ‐かわ〔‐かは〕【白皮/白革】

白い皮革。しらかわ。
コウゾの皮を水で漂白し、乾燥させたもの。和紙原料

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精選版 日本国語大辞典 「白皮」の意味・読み・例文・類語

しろ‐かわ‥かは【白皮・白革】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白い皮。鹿などの白い揉皮(もみがわ)。しらかわ。
    1. [初出の実例]「白かは百枚、鷲の羽百尻、よき馬三疋、白鞍置きて取らせける」(出典:義経記(室町中か)二)
  3. (こうぞ)を蒸して、はいだ皮を流水でさらし乾燥させたもの。和紙原料に用いる。

はく‐ひ【白皮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白い皮。
    1. [初出の実例]「白皮九斤六両」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献薬帳)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐海椶行〕
  3. 白い皮膚。〔日葡辞書(1603‐04)〕

しら‐かわ‥かは【白皮】

  1. 〘 名詞 〙しろあまだい(白甘鯛)」の異名

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