白石古墳群(読み)しろいしこふんぐん

日本歴史地名大系 「白石古墳群」の解説

白石古墳群
しろいしこふんぐん

[現在地名]藤岡市白石・上落合・三つ木

かぶら川とあゆ川の合流点付近は三段からなる段丘面を呈し、各段に密な古墳分布がみられ県下でも屈指の密集地帯である。昭和八年(一九三三)白石の稲荷山いなりやま古墳の発掘調査を機に、この地域一帯に広がりをもつ古墳群について白石古墳群と総称された。分布地域および密度から七輿山ななこしやま・稲荷山・猿田さるた下郷しもごうの四支群に分けられている。七輿山支群は鏑川の右岸中位段丘面に位置し、全長一四六メートルの大型前方後円墳の七輿山古墳を中核に、前方後円墳一〇基を含む三八基の古墳からなる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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