十二天塚古墳(読み)じゆうにてんづかこふん

日本歴史地名大系 「十二天塚古墳」の解説

十二天塚古墳
じゆうにてんづかこふん

[現在地名]足利市助戸三丁目

平野部に突出した助戸すけど山の南端、助戸川東岸の低台地に位置し、古墳上に十二天社が祀られ、十二天古墳ともよぶ。明治四四年(一九一一)墳頂の大欅を伐採、その抜根の折に遺構遺物出土。その際の発掘調査によると、墳頂下約一・三メートルの位置に東西約六・七メートル、南北約一・七メートルの範囲に木炭が敷かれ、木炭の上に円礫が認められる。木棺腐朽していたが、武器(刀剣五・鹿角装具二・槍身残欠一・鉄小札残欠二)馬具(轡一・輪鐙二・鈴五・鈴杏葉五・鈴付二・環鈴一)、鏡(円鏡一・鈴鏡二)、服飾品(鈴釧一・瑪瑙勾玉一・碧玉管玉六・瑠璃色玻璃玉八)鉄器(鉄棒一)などがあったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む