事典 日本の地域ブランド・名産品 「白石焼」の解説
白石焼[陶磁]
しらいしやき
三養基郡みやき町で製作されている。江戸時代後期の1806(文化3)年、白石鍋島家が本家の御用窯元から陶工を呼び寄せ、白石で御用焼を命じて始まった。地元の五穀さんという白い砂まじりの石と天草陶石を原料にし、白磁に似たひび焼がつくられた。江戸時代末期には、京都五条から招かれた陶工・臼井走波によって、野菊・柘榴・蘭などの花鳥画を中心に絵付する京風の焼物がつくられ、それが現在の白石焼の基礎となった。佐賀県伝統的地場産品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報