白鳥邦夫(読み)シラトリ クニオ

20世紀日本人名事典 「白鳥邦夫」の解説

白鳥 邦夫
シラトリ クニオ

昭和・平成期の文芸評論家



生年
昭和3(1928)年7月10日

没年
平成14(2002)年2月28日

出生地
長野県豊野町

本名
岡本 邦夫

学歴〔年〕
東京大学倫理学科〔昭和29年〕卒

経歴
昭和22年松本高校の時、長野市で無名の人たちが昭和史を記録するサークル山脈の会の活動を始め、25年会誌「山脈」を創刊。その後、小学校教師、労組書記、東大生、高校教師と生活が変わるが、秋田県に移住後も一貫してその編集発行を続ける。この山脈の会の記録である「無名の日本人」は、日本の戦後のサークル界に影響を与えた。61年秋田県立能代工高を最後に退職。平成7年より二ツ井町主催のきみのまち恋文全国コンテストの審査委員を務めた。他の著書に「子ども共和国」「私の敗戦日記」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白鳥邦夫」の解説

白鳥邦夫 しらとり-くにお

1928-2002 昭和後期-平成時代の教育者。
昭和3年7月10日生まれ。昭和22年松本高在学中に生活記録サークル「山脈(やまなみ)の会」をつくり「山脈」を創刊。29年から秋田県で高校教師をつとめながら「山脈」の編集発行をつづける。36年会の記録「無名の日本人」を発表,サークル活動に影響をあたえた。平成14年2月28日死去。73歳。長野県出身。東大卒。著作に「子どもの共和国」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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