百和香(読み)ひゃくわこう

精選版 日本国語大辞典 「百和香」の意味・読み・例文・類語

ひゃくわ‐こう ‥カウ【百和香】

〘名〙 (「はくわこう」とも) 薫物の名。種々の香料を合わせた練香(ねりこう)。ひゃっかこう。
古今(905‐914)物名・四六四「百和香 花ごとにあかずちらしし風なればいくそばくわがうしとかは思ふ〈よみ人しらず〉」 〔杜甫‐即事詩〕

はくわ‐こう ‥カウ【百和香】

〘名〙 (「はく」は「百」の漢音) ⇒ひゃくわこう(百和香)

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デジタル大辞泉 「百和香」の意味・読み・例文・類語

ひゃくわ‐こう〔‐カウ〕【百和香】

はくわこう(百和香)

はくわ‐こう〔‐カウ〕【百和香】

《「はくわごう」とも》練り香の一種。陰暦5月5日に百草を合わせて作ったという。ひゃくわこう。

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