日本歴史地名大系 「皇子神社」の解説 皇子神社おうじじんじや 徳島県:阿南市十八女村皇子神社[現在地名]阿南市十八女町 宮ノ前那賀(なか)川が屈曲しながら北流する左岸の洪積台地に鎮座する。主祭神は安徳天皇。源平の合戦に敗れた平家の武将某が一八歳の上臈だった女性を伴い当地に定住して開拓した。やがて一宇を建立して旧主安徳天皇の御霊を奉斎したと、地名起源説話に絡めて当社創立の由緒が伝えられる。祭神は壇之浦(だんのうら)(山口県下関市)で八歳にして入水しているが、すでに即位しており、もはや皇子とよばれる立場ではない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報