皮膚組織伸展法(読み)ひふそしきしんてんほう(その他表記)tissue expansion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皮膚組織伸展法」の意味・わかりやすい解説

皮膚組織伸展法
ひふそしきしんてんほう
tissue expansion

縫合できない大きなアザ腫瘍 (しゅよう) などの手術の跡,やけどの跡などを修復する方法。切除したいアザや瘢痕 (はんこん) の横の正常な皮膚の下に,シリコン樹脂製のバッグを挿入する。このバッグにはバルブがついていて,ここから5~7日に一度の割合で約1~1.5ヵ月,注射器生理食塩水注入,皮膚を伸展させる。ちょうど,妊婦腹部の皮膚が少しずつ広がっていくのと同じ原理である。皮膚に余裕ができてきたら,バッグを取り出す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む