皮膚組織伸展法(読み)ひふそしきしんてんほう(その他表記)tissue expansion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皮膚組織伸展法」の意味・わかりやすい解説

皮膚組織伸展法
ひふそしきしんてんほう
tissue expansion

縫合できない大きなアザ腫瘍 (しゅよう) などの手術の跡,やけどの跡などを修復する方法。切除したいアザや瘢痕 (はんこん) の横の正常な皮膚の下に,シリコン樹脂製のバッグを挿入する。このバッグにはバルブがついていて,ここから5~7日に一度の割合で約1~1.5ヵ月,注射器生理食塩水注入,皮膚を伸展させる。ちょうど,妊婦腹部の皮膚が少しずつ広がっていくのと同じ原理である。皮膚に余裕ができてきたら,バッグを取り出す。

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